主なシミの種類/40代のシミは化粧品で薄くなる?
シミの種類1・そばかすとは?
そばかすとは遺伝で発生した茶色の斑点状のシミです。
白人の子供に多く見られる症状で、5歳くらいから発症して思春期に最も濃くなって大人になると自然と消えていきます。
日本人にはあまり多くはないのですが、色白な子供にはできやすい事もあります。
また、そばかすの色素と髪の毛の色の色素が似ていることからか、赤毛の人にそばかすが多い傾向があるようです。
そばかすは大人になると自然に消えていくものですが、あまり紫外線に当たりすぎるとどんどん濃くなってしまうので、気にしなさすぎでもダメですね。
もし、気になる場合には美容クリニックなどでも治療は可能です。
その場合にはそばかす専用の取り放題プランなどがありますので、事前にしっかりとチェックしておきましょう。
そばかすの原因
そばかすの原因の主なものは遺伝だと言われています。
つまり、親などそばかすがある家系の人はそばかすの遺伝子を受け継ぎやすく、そばかすができやすいと言われています。
ただし、全てのそばかすが遺伝という訳でもありません。
中には小さなシミが沢山出来ているという事もあります。
つまり紫外線を浴びすぎて頬にところどころ小さなシミができる事があります。
また、多いのが、洗顔やクレンジングの際に顔をゴシゴシと擦りすぎて、そばかすのようなシミができてしまう場合です。
特に思春期の時にニキビ予防でしっかりと洗わなければならないという事で、ついついいつもよりもゴシゴシ洗ってしまうようです。
ゴシゴシ洗ってしまうと擦った部分が肌の刺激となり、メラニンが作られてしまうので、それがそばかすとなってしまう事もあるので注意が必要です。
そばかすは遺伝的な要因が大きく化粧品で薄くするのは難しい
遺伝というのは難しいものです。
例えば背が伸びるのも遺伝が2割くらい関係していると言われています。
ただ、背の高い親の子供はほとんど背が高いような気がします。
このように、遺伝というのもはあまり影響がないようでも、かなり大きな影響があるのです。
逆に背の低い親の子供は背を伸ばすのは大変です。
何らかの努力をしてからでないと遺伝を超えるのは難しいものです。
そばかすも遺伝の影響を受けます。
特に色白の家系の人に多いのですが、幼稚園や保育園の時に発症して大人になるまで治りません。
ファンデやコンシーラーなどで隠すことはできますが、肌質を変えて治すのは難しいです。
ですので、そばかすだと診断されたら、まずは隠すことを考えましょう。
大人になったら自然に治ります。
シミの種類2・肝斑とは?
肝斑とは、30代から50代の女性にできやすいしみです。
特徴としては、両ほほにできやすく、左右対称にできる事です。
左右対称にできるシミは肝斑しかないので、わかりやすい特徴だといえるでしょう。
この左右対称にできるという事からもわかるのですが、紫外線が原因ではありません。
もし、紫外線が原因であれば、左右対称にシミができる事はほとんどありませんので。
このように、一般的なシミとはかなり違う性質を持っているのが肝斑です。
ですので、治療方法は紫外線を受けたシミのとはかなり違います。
今のところ、皮膚に塗ってシミを薄くするなどという事はできないことがわかっており、内服薬だけが有効です。
つまり、お薬を飲んでじっくり治すという治療法になります。
肝斑の原因
肝斑の原因はホルモンバランスの乱れが原因だとされています。
30代くらいから女性ホルモンが徐々に減っていきます。
また、ピルなどを飲み始めて人工的にホルモンバランスを崩した場合でも肝斑ができやすい事がわかっています。
また、ストレスを受けた時でも肝斑ができやすいという事がわかっています。
実はストレスを受けてもホルモンバランスが大きく崩れる事がわかっています。
このストレスを受けた時点で肝斑が発生していれば、ストレスも大きく、ホルモンバランスも大きく崩れているという事です。
このように、ホルモンバランスの崩れにより肝斑が発生するという根拠はまだあります。
それは、閉経後には肝斑は発生しなくなるという事です。
閉経すると女性ホルモンの分泌が止まるので、バランスが崩れる事はありません。
シミの種類3・老人性色素斑とは?
老人性色素班という長い名前ですが、実はこれが一般的に言われているシミのことです。
日光性色素班ともいわれていて、日光によりシミができてしまうものです。
では、日光性色素班と一般的に言えばいいのでしょうが、そこは老人性色素班という名前が一般的になっています。
つまり、老人性という事がポイントになっているシミです。
つまり、若い人にはできないシミなので、老人性色素班だという事もあります。
年をとらないとできないシミという大きな特徴があります。
色は薄茶色でシミの境界線ははっきりしているので目立ちやすいしみではあります。
紫外線を浴びやすい部分、顔、腕などにできやすいです。
大きさは数ミリから数センチまで色々ありますが、紫外線を浴びやすい場所にできやすい特徴だと覚えておけばいいと思います。
老人性色素斑の原因
老人性色素班の原因は紫外線です。
主な原因は紫外線であることは間違いありませんが、それでは若い人の肌にはシミができない理由がわかりませんよね。
人の肌は年齢を重ねると肌の新陳代謝の周期が長くなるという問題があります。
若いうちは常に新しい細胞が作られているので肌の新陳代謝、つまりターンオーバーが頻繁に起きて、古い皮膚や紫外線でダメージを受けてシミができかかっている肌はすぐに垢として体外に排出されてしまいます。
ところが年齢を重ねると、このターンオーバーがなかなか正常に動かずに新しい細胞もできるまでに時間がかかり、古い細胞も新しい細胞ができないために体外に排出されないという状態になり、できかかっているシミがそのまま皮膚に残って、完全なシミになってしまうのです。
このように、年齢を重ねる事も原因である老人性色素班はできるのです。
シミの種類4・炎症後色素沈着とは?
炎症後色素沈着とは肌が炎症した後、色素が皮膚に沈着してシミになってしまうものです。
色は灰褐色、茶褐色、紫褐色などがあります。
治療方法は症状によってかなり変わってきますが、特に予防が最も大切だと言われています。
その予防方法とは、とにかく炎症を発生させない事です。
一旦炎症を発症したら、それは皮膚にとってものすごいダメージなので、皮膚は細胞を守ろうとしてメラニンを作り出します。
このメラニンが炎症後色素沈着となり、シミになってしまいます。
また、一旦できてしまった炎症後色素沈着は色素沈着だけだったらそれほど難しくはないのですが、皮膚に凹凸のできる炎症だった場合には、治療はかなり難しいものになってしまいます。
炎症後色素沈着の原因
炎症後色素沈着の原因は炎症です。
ニキビ、湿疹、虫刺され、毛抜き、毛剃り、やけど、レーザー治療といった炎症が主な原因です。
レーザー治療の炎症も原因にありますが、実は色素沈着を治そうと思ってクリニックでレーザー治療を行った結果、以前よりももっとひどい色素沈着になってしまったという事もあります。
レーザーというのは基本的に皮膚を焼く治療なので炎症も発生しやすいというデメリットもあります。
特に多いのがニキビが原因の炎症です。
ニキビは皮膚の表面だけ見える部分だけからだとあまり深刻には見えないのですが、実はニキビは表面では見えないところである、皮膚の下が一番問題なのです。
ニキビは放っておくとニキビの中の酸が肉を溶かし、毛穴がどんどんと広がってニキビが治った時には皮膚が凹んだクレーターになってしまいます。
ですので、炎症後色素沈着は予防が最も大切です。
40代のシミの原因1・紫外線ダメージの蓄積
40代のシミの原因として紫外線ダメージの蓄積があります。
20代や30代では紫外線ダメージの蓄積ではシミができません。
40代になってからシミができてしまう理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
まず、20代と40代の一番の大きな違いはターンオーバーの周期です。
20代は40日ほどの周期ですが、40代になると、この倍になる人もいます。
20代や30代はメラニンが作られても、そのたびにターンオーバーにより垢として排出されるのでシミにはなりませんが、40代になるとなかなか排出されなくなるので、そのまま色素沈着してシミになってしまいます。
また、紫外線にはUVAとUVBがあり、外出時にはUVBを気にしなくてはいけないのですが、家の中に居ても紫外線ダメージを受けてしまうのがUVAです。
40代は肌のバリア機能が弱くなっているのでこのUVAのダメージを受け続けて蓄積してしまうので、これがシミの原因になってしまいます。
40代のシミの原因2・加齢、ホルモンバランスの異常
40代のシミの代表的なものが肝斑です。
肝斑は紫外線が原因でできる物ではなく、ホルモンバランスの乱れによって発生します。
30代や40代になると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が減ってきますので、特に生理前などは急激に減少するので、ホルモンバランスが大きく崩れてしまいます。
ホルモンバランスが崩れると急に男性モルモンが優位になりますので、皮脂が多く出て顔がギトついたり、ニキビが多くできてしまう事もあります。
そんな時にメラニンも多く作られて肝斑となってしまうのです。
肝斑は腕など紫外線を沢山浴びるところにはできません。
顔の頬に左右対称にできるのが一般的です。
肝斑に紫外線を多く浴びると色が黒くなったりもします。
このように加齢によるホルモンバランスの異常でもシミの原因になる場合があります。
40代のシミに効く化粧品の選び方
シミ対策化粧品の選び方1・医薬部外品の化粧品を選ぶ
シミ対策化粧品は医薬部外品のものから優先して選ぶと効果的です。
サプリなどは医薬品を優先して選ぶのが大切でしたが、スキンケアの場合には医薬品はありませんので、その次に効果が認められている医薬部外品を選ぶといいでしょう。
選び方は化粧品のラベルに医薬部外品と表示されているのを探すだけでOKです。
医薬部外品のものは、それだけで評価があがりますので、各メーカーはラベル上に大きく印刷しているのでわかりやすいです。
もし医薬部外品と表示がないものであれば、基本的には選ばない方がいいのですが、厚労省にまだ承認を受けていなくても効果的な成分が使われているものも一部はありますので、効くと評判の有名なものは別として、基本的には医薬部外品と表示されているものを選ぶと間違う事はないでしょう。
医薬部外品とは?
医薬部外品とは、医薬品までの効果はないけれども、身体に優しくて一定の効果が認められる成分が入っているものです。
こう聞くと少々難しそうですが、要は化粧品よりも効果的なものです。
医薬部外品の概念とは、治療とまではいきませんが、防止や予防の効果があるものという程度です。
ですので、シミの医薬部外品の表示には、
『紫外線によるシミやそばかすを防ぐ』
というように、治療とは書かれておらず、防ぐ効果が強調されています。
ただし、一般的な化粧品よりもシミに対しての効果が認められているので、効果は化粧品よりもありますし、値段も化粧品よりも高いものが一般的です。
今まで色々試したのに効果がないと悩んでいた人は、今まで医薬部外品のものを使っていなかったという事が意外と多いようです。
美白有効成分とは?
美白有効成分の美白とはどういう意味でしょうか。
肌を白くするという事はないんです。
正しくは、
『紫外線によるシミやそばかすを防ぐ』
このように、すでに出来てしまったものを改善するというよりも予防するという意味です。
厚労省に認められている美白有効成分は実は20種類もありません。
例えば有名なものだと、
- ビタミンC誘導体
- アルブチン
- トラネキサム酸
- プラセンタエキス
これらは全て美白有効成分になります。
医薬部外品というものは、このような美白有効成分が一種類でも入っていれば、それは医薬部外品です。
逆に入っていなければ、ただの化粧品です。
選ぶ際には医薬部外品を探すのはもちろんですが、美白有効成分が一種類ではなく、数種類入っているものをえらぶとさらに効果的ですよ。
シミ対策化粧品の選び方2・保湿効果が高い化粧品を選ぶ
シミ対策化粧品をチェックしていると、美白有効成分が入っている事も大切なのですが、保湿効果が高いものを選ぶことも大切です。
美白化粧品の成分を見ていると、保湿効果がの高い成分が多く入っている事がわかります。
このように、美白効果を得ようとするのであれば、美白有効成分が入っているだけではなく、保湿効果も必要であるようです。
オールインワンジェルという多機能コスメがあります。
実はこちらも基本は保湿です。
シワ対策やシミ対策のできるものは沢山ありますけれども、保湿効果がないものはありません。
どうやらシミと保湿にはかなり密接なつながりがあるようです。
逆に考えれば保湿できない化粧品は美白に役に立たないという事もでもあるでしょう。
40代のシミの原因は肌の乾燥にある
肌が乾燥するとなぜシミができやすいのでしょうか?
特に40代以降はターンオーバーの周期が遅くなりますので、作られたメラニンが体外に排出されるのが間に合わずに肌に留まってシミになってしまうケースが非常に増えます。
ただし、これは主なシミの原因ではありません。
主なシミの原因は肌の乾燥です。
年齢を重ねると肌のターンオーバーの周期も遅くなってしまいますが、肌が水分を保持しておく細胞の数も減ってしまいます。
つまり、肌の水分の蒸発を止める力が弱くなり、肌が乾燥しやすくなってしまいます。
では、肌が乾燥したらどうなるのか?
それは、肌のバリア機能が弱くなってしまいます。
今までは肌のバリア機能で紫外線や刺激などを防いできたのですが、バリア機能が弱くなると、それだけ紫外線や刺激の影響を受けやすくなってしまうので、シミができやすくなるのです。
保湿効果が高い成分(ヒアルロン酸・コラーゲン・プラセンタなど)とは?
保湿効果が高い成分としてヒアルロン酸やコラーゲン、プラセンタが挙げられます。
まず、ヒアルロン酸は私たちの身体に元々あり、体内で作られるものです。
しかし、年齢とともにヒアルロン酸は作られる量が減ってしまうので人が本来持っている保湿機能が弱くなってしまうので、外から補う事で、ある程度補給することができます。
コラーゲンも人体に元々備わっているものです。
こちらも年齢と共に減ってしまうので補給が必要なのですが、分子量が大きくて補給してもなかなか馴染まないのが難点です。
プラセンタはいわゆる胎盤のことですが、栄養が沢山入っている事が特徴です。
プラセンタを肌に塗ってもプラセンタが増えるという事はないのですが、肌の中でコラーゲンやヒアルロン酸を増やす事ができ、間接的に保湿効果を得る事が出来る成分です。
シミ対策化粧品の選び方3・3カ月以上継続できるものを選ぶ
シミ対策化粧品の選び方でもう一つ重要なのが、継続しやすいものを選ぶという事です。
シミへの効果を実感できるまでに一般的に3か月以上の期間が必要だともいわれています。
これは肌のターンオーバーで古いシミが体外に排出される期間です。
つまり、シミ対策化粧品は塗ってすぐに効果を実感できるものはありません。
少なくとも3ヶ月間以上は継続して使用する必要があります。
3か月間を過ぎても変化が見られない場合は、その化粧品は効果がないと判断することができます。
このように化粧品の効果があるかどうかを判断する為にも3か月間は継続することが必要なのですが、3ヶ月間も継続するには色々と難しい点もあります。
ですので、最初から難しいポイントをクリアして継続できるようなものを購入しましょう。
継続しやすい価格帯を選ぶ
継続することができるものは、まず価格が高くない事があります。
毎月高いお金を出して購入するのはストレスがかかります。
ストレスがかかるものを何ヶ月も継続することは不可能です。
美白化粧品の平均価格は3千円ほどですが、この価格で少なくとも3か月分が購入可能か考えてみましょう。
かなり無理をして購入する必要はありません。
もっと安いものから始める事もできます。
中には千円前後のプチプラのものもありますので、まずはそういった安価なものから始めてみるのも方法の一つです。
とにかく自分にストレスがかからないような価格帯のものを見つけて購入するようにしましょう。
通販では定期購入できるものもありますので、そういった定期購入を利用するのも一つの方法です。
継続しやすいテクスチャーを選ぶ
テクスチャーも継続にとても大切な条件です。
ベタベタするのか?サラサラなのか?
一般的にはサラサラ感が好きだという人の方が多いようですが、サラサラだと保湿効果が弱い傾向があります。
ですので、保湿効果が高く、なるべくサラサラ感のある物を見つけるのがいいでしょう。
毎日使うものなので、塗っている時に少しでもストレスがかかってしまうと継続するのが難しくなってしまいます。
最近ではべたつき感は少しあるものの、塗って少し経つとすぐに肌に馴染んでサラサラになるというテクスチャーのものもあります。
このように、各メーカーもテクスチャーで少しでもストレスの少ないものを開発しているので、お試しできるものがあれば、まずは試してみる事をお勧めします。
薬局でもサンプルを置いてあるものもありますし、通販でもお試しのできる定期コースなどもあるようです。
テクスチャーに関しては自分でつけてみるしかありませんので、まずは試してみましょう。
継続しやすい香り(または無香料)を選ぶ
化粧品の香りも継続するための大きなポイントです。
毎日つける物なので、嫌な匂いが少しでもあれば、継続して、しかも3か月以上も継続し続ける事は困難です。
なので、こちらも試せるものであれば試してみましょう。
試すことでどんな匂いかすぐわかりますし、継続できそうかどうかという事もよくわかります。
また、自分が好きな匂いでも、長く続けることができるかどうかもしっかりと検討する必要があります。
特に強い香りというのは毎日嗅いでいると飽きやすくなるという問題もあります。
そこでおすすめなのは無臭のコスメです。
無臭だとどんな人でも嫌いだという人はいませんし、途中で飽きるという事もありません。
また、サンプルやお試しのできないものでも、無臭であれば試す必要もありません。
このように無臭というものは長期で継続したい場合には沢山のメリットがあります。
美白有効成分1・メラニンの生成を阻害するもの
美白有効成分にはシミに対するアプローチがそれぞれ異なってきます。
アプローチの一つとして、
『メラニンの生成を阻害するもの』
シミの原因であるメラニンは紫外線や刺激などによってメラノサイトという細胞で作られます。
メラニンは皮膚細胞を守るために作り出されて、紫外線が黒い色に吸収されやすいという特徴を利用して自身に吸収させるために生まれます。
このように、メラニンは私たちの体にとって必ず必要なものなのですが、見た目が良くないので、あまり作られない方がいいとされています。
そんなメラニンですが、紫外線を浴びてからメラニンができるまでに少し段階があります。
紫外線を浴びるとチロシナーゼという酵素が作られ、これがメラノサイトと反応してメラニンを作り出すのですが、このチロシナーゼを不活化させるとメラニンが作られないので、これを利用した化粧品がメラニンの生成を阻害する美白コスメになります。
美白有効成分2・メラニンを還元するもの(シミを薄くする)
美白有効成分の中にはメラニンを還元するという作用があるものもあります。
メラニンを還元すると聞いてもピンときませんよね。
人の肌は紫外線を浴びるとチロシナーゼが発生してメラノサイトでメラニンを生成します。
そして、メラニンが作られて、徐々に時間をかけてだんだんと黒色になって皮膚に沈着していきます。
いわゆるシミがどんどん色が濃くなってくるという事がありますよね。
これはメラニンは生まれた時には無色で次第に褐色になり、そして最後に黒くなるという段階があります。
美白有効成分の一種であるメラニン還元作用とは、最後に黒くなる時に黒くさせずに、メラニン色素を薄くする作用があります。
ですので、メラニンは作られるのですが、作られても還元されて黒くはならないので目立たなくなります。
これがメラニンの還元作用です。
美白有効成分3・メラニンの排出を促進する
美白有効成分にはメラニンの排出を促進させるものもあります。
シミの主な原因は年齢によるターンオーバーの乱れです。
つまり、紫外線を浴びてメラニンが作られても、ターンオーバーが正常であれば、メラニンが作られたそばから、次々に体外に垢として排出されるので、皮膚に色素沈着しません。
だから若い時にはシミができないのです。
しかし、年齢を重ねると、このターンオーバーが昔ほど頻繁ではなくなり、ゆっくりとした周期になってしまいます。
ですが、紫外線は同じように浴びるわけですからメラニンが同じように作られます。
メラニンは作られるのにターンオーバーが間に合わない。
結果、シミができてしまいます。
この問題を解決するにはターンオーバーの周期をできるだけ正常に戻してメラニンが作られてもシミになる前に体外に出してしまう事です。
美白有効成分にはターンオーバーを促進してシミを作らせないものがあります。
美白有効成分の一覧/効果・効能
美白有効成分 | 効果・効能 |
プラセンタエキス | ターンオーバー促進 |
リン酸 L-アスコルビルマグネシウム | メラニン色素生成抑制、ターンオーバー促進 |
リン酸 L-アスコルビルナトリウム | メラニン色素還元 |
コウジ酸 | メラニン色素生成抑制 |
アルブチン | メラニン色素生成抑制 |
L-アスコルビン酸 2-グルコシド (アスコルビルグルコシド) |
メラニン色素生成抑制、メラニン色素還元 |
エラグ酸 | メラニン色素生成抑制 |
4-n-ブチルレゾルシノール (ルシノール) |
メラニン色素生成抑制 |
カモミラET | メラニン色素生成抑制 |
リノール酸S (リノレックS) |
メラニン色素生成抑制、ターンオーバー促進 |
トラネキサム酸 | メラニン色素生成抑制 |
4-メトキシサリチル酸カリウム塩 (4MSK) |
メラニン色素生成抑制、ターンオーバー促進 |
3-O-エチルアスコルビン酸 (VCエチル) |
メラニン色素生成抑制、メラニン色素還元 |
アデノシン一リン酸二ナトリウム (エナジーシグナルAMP) |
ターンオーバー促進 |
5,5′-ジプロピル-ビフェニル-2,2′-ジオール (マグノリグナン) |
メラニン色素生成抑制 |
テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビルEX (NIKKOL VC-IP EX) |
メラニン色素生成抑制 |
ニコチン酸アミド (D-メラノ) |
メラニン色素生成抑制 |
TXC | メラニン色素生成抑制 |
デクスパンテノールW (PCE-DP) |
メラニン色素生成抑制 |
40代のシミに効く化粧品おすすめ10選【化粧水】ランキング
VC100エッセンスローションEX/ドクターシーラボ
商品名 | VC100エッセンスローションEX |
メーカー名 | 株式会社ドクターシーラボ |
価格 | 5,170円 |
容量 | 150ml |
美白有効成分 | 3-O-エチルアスコルビン酸 |
こちらには3-O-エチルアスコルビン酸が配合されています。
メラニン還元作用とメラニン色素生成抑制作用があるとされている成分です。
一般的にはビタミンC誘導体の美白有効成分と呼ばれています。
ビタミンC誘導体はすでにあるシミにも効果的なのですが、浸透性が問題になることがあります。
コスメによってはなかなか浸透せずに効果を実感できないものもあります。
こちらの化粧水は浸透性が高い事が特徴になっています。
塗るとすぐに肌に浸透して直接メラニンに作用することができます。
ですので、一般的なビタミンC誘導体のものとは比較にならないくらい効果を実感しやすいコスメだと言えるでしょう。
ただし、一度に大量に使い過ぎると意味はありませんので、毎日継続して使用するのが大切です。
メラノCC薬用しみ対策美白化粧水/ロート製薬
商品名 | メラノCC薬用しみ対策美白化粧水 |
メーカー名 | ロート製薬株式会社 |
価格 | 849円 |
容量 | 170ml |
美白有効成分 | 3-O-エチルアスコルビン酸 |
こちらは3-O-エチルアスコルビン酸という美白有効成分が配合されています。
いわゆるビタミンC誘導体といわれる美白成分になります。
ビタミンC誘導体が入ってこの価格というのは珍しく、かなりコスパは優秀だと言えるでしょう。
ただし、美白効果を実感できたという人はそれほど多くはないようです。
確かに美白効果は数ヶ月継続して使用する必要がありますので、なかなかハードルは高いですが、こちらを美白効果目的で購入している人はあまりいません。
というのも、有効成分にグリチルリチン酸ジカリウムという抗炎症成分が配合されており、この成分はニキビに効果的なので、ニキビ対策として購入する人がほとんどのようです。
肌質によってはヒリヒリ感を感じた人もいるようなので敏感肌は避けた方が無難かもしれません。
ブライトローション/オルビス
商品名 | ブライトローション |
メーカー名 | オルビス株式会社 |
価格 | 1,683円 |
容量 | 180ml |
美白有効成分 | L-アスコルビン酸 2-グルコシド |
こちらの美白化粧品はL-アスコルビン酸 2-グルコシドが配合されており、メラニン生成抑制作用とメラニン還元作用の両方があります。
ビタミンC誘導体が入った製品はヒリヒリ感を感じるといったデメリットの声が多くありますが、こちらは特にありませんでした。
ただし、すこし突っ張り感を感じるという声もありました。
とろみはありませんので、サラサラが好きな人には最適かもしれません。
ただし、とろみがない分、保湿力もそこそこのようで、保湿力に不満を持っているという声も実際いくつかありました。
塗って少し経つと必ず乾燥するので、別のクリームなどと併用してなんとか保湿を保っているという人もいました。
美白効果に関しては劇的に変化したという人はいませんでしたが、くすみが改善したという人はいました。
ディセンシア サエル ホワイトニング ローション コンセントトレート
商品名 | サエル ホワイトニング ローション コンセントトレート |
メーカー名 | 株式会社DECENCIA |
価格 | 5,500円 |
容量 | 125ml |
美白有効成分 | アルブチン |
こちらは美白有効成分としてアルブチンが配合されています。
アルブチンは、メラニンの生成を抑制する作用があり、紫外線を浴びてもシミができにくい体質になるという、シミの予防効果が期待できるものになります。
ですので、効果というのははっきりとはわかりにくいという事はあります。
使用者の感想をチェックしていると、敏感肌やゆらぎ肌の人にとっては湿疹が出る事もあるようです。
美白に効果的な成分は肌に刺激のあるものが多いので、まずはお試しやサンプルなどで自分の肌に合うかどうかを見極めた方がいいでしょう。
そのほかにはポンプ式なので衛生的で使いやすいという点は高評価でした。
また、すぐには浸透しないのですが、一旦浸透してしまえば長時間保湿効果が持続するので、その点も満足している人が多いようでした。
肌ラボ白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水/ロート製薬
商品名 | 肌ラボ白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水 |
メーカー名 | ロート製薬株式会社 |
価格 | 879円 |
容量 | 170ml |
美白有効成分 | トラネキサム酸 |
こちらは美白効果成分とはトラネキサム酸が配合されています。
トラネキサム酸の特徴としては、刺激が少ないという事があります。
実際に使用した人の中で、肌に刺激を感じたという人はいませんでした。
もしビタミンC誘導体が入っていれば肌がヒリヒリするなどの危険性はあります。
テクスチャーに関してはヌルヌルせずにサラサラしているので使いやすいと高評価です。
また、安いのでバシャバシャと気兼ねなく使えて、顔だけでなく全身に使っている人も少なくありません。
夏などは塗るとひんやりして気持ちいいという声もありました。
有効成分としてグリチルリチン酸ジカリウムも入っているので、ニキビ予防にもなります。
美白効果に関しては明確に効果を実感した人はいないようですが、何となく肌のトーンがアップした感じという実感はできているようです。
肌ラボ 極潤 薬用ハリ化粧水/ロート製薬
商品名 | 肌ラボ 極潤 薬用ハリ化粧水 |
メーカー名 | ロート製薬株式会社 |
価格 | 1,000円 |
容量 | 170ml |
美白有効成分 | ナイアシンアミド |
こちらにはナイアシンアミドという有効成分を含む美白コスメになります。
ナイアシンアミドという成分はシワに対する効果とシミに対する効果の両方があると言われていますが、どちらかと言えばシワに対する効果の方が有名です。
シミに対する効果というのは、メラニンの生成を抑える働きがあります。
テクスチャーに関する内容は、とろみがありすぎるという声がありました。
とろみがあるのは保湿力に力を入れている証拠で、確かに保湿力に関してはおおむね満足できている様でした。
また、一部で混合肌の人が肌荒れが発生してしまったという内容がありましたが、大部分は満足できているようです。
満足している点はコスパがとにかく優秀という点です。
美白効果に関してはあまり期待している人もいませんでしたし、効果があったと実感できていた人もいないようでした。
アクアレーベル ホワイトケア ローション M/資生堂
商品名 | アクアレーベル ホワイトケア ローション M |
メーカー名 | 株式会社 資生堂 |
価格 | 1,540円 |
容量 | 200ml |
美白有効成分 | トラネキサム酸 |
こちらにはトラネキサム酸が配合されていて、メラニン色素の生成を抑える働きがあるので、紫外線を浴びてしまっても、なかなかシミが作られなくなるというメリットがあります。
つまり、シミ予防ですね。
すでに出来てしまったシミに対しては改善の効果は期待できないので、その部分は期待しても無駄です。
ですが、こちらの購入者は美白よりも保湿を目的とした人が多いようです。
確かに使用者の口コミをチェックしてみると保湿力が凄いと評判のようです。
ベタつきがなく、馴染みやすいのに保湿力が凄いという事でユーチューブでも紹介されているようです。
他にはコスパが優秀だったり、ニキビができなくなったといったメリットを感じているようです。
IHADA(イハダ)薬用クリアローション/資生堂
商品名 | IHADA(イハダ)薬用クリアローション |
メーカー名 | 株式会社 資生堂 |
価格 | 1,980円 |
容量 | 180ml |
美白有効成分 | トラネキサム酸 |
トラネキサム酸が配合されていて、シミの予防に対する効果が期待できます。
こちらのコスメはユーチューブでも紹介されており、敏感肌の人はこちらのコスメが良いという事でおすすめされているものです。
たしかにビタミンC誘導体が入っているものよりもトラネキサム酸の方が肌に対しては刺激がすくなく使いやすいというメリットがあります。
実際に口コミをチェックしてみると、こちらを使い始めてから肌荒れやニキビがすぐに治ったり、新しいニキビができなくなったなど、敏感肌や肌荒れしやすい人にとって、大きなメリットがあるようです。
使い心地に関しては、シャバシャバ系であまり保湿力が頼りないのかと思いきや、塗るとすぐに浸透して保湿力もかなりのもので、保湿に不満を持っている人はいないようでした。
肝心の美白効果ですが、こちらはシミの予防なので、劇的な変化を見る事はできませんが、新しいしみができたという人もいませんでしたので、しっかりと効果はあると思います。
ホワイトニング化粧液Ⅱ/ファンケル
商品名 | ホワイトニング化粧液Ⅱ |
メーカー名 | 株式会社ファンケル |
価格 | 1,870円 |
容量 | 30ml |
美白有効成分 | L-アスコルビン酸 2-グルコシド |
こちらにはL-アスコルビン酸 2-グルコシドが美白成分として配合されています。
こちらはいわゆるビタミンC誘導体ともいわれているもので、メラニン色素生成の阻害と、メラニンの還元作用があります。
通常、ビタミンC誘導体の入っているコスメは刺激が強いのでヒリヒリを感じる人もいるのですが、こちらは敏感肌でも刺激を感じる人はいませんでした。
ただし、少しつっぱる感じはあるようです。
テクスチャーに関してはかなりさっぱりしていて、保湿力は冬など乾燥する季節では少し不足を感じるかもしれません。
小さいボトルで携帯しやすい点はメリットです。
美白効果に関しては明確に効果を実感できた人はいないようですが、シミができにくくなっているとは感じるようです。
美白化粧水Ⅲ とてもしっとり/花王
商品名 | キュレル美白化粧水Ⅲ とてもしっとり |
メーカー名 | 花王株式会社 |
価格 | 2,530円 |
容量 | 140ml |
美白有効成分 | L-アスコルビン酸 2-グルコシド |
こちらはL-アスコルビン酸 2-グルコシドが配合されており、メラニン生成を抑制するだけでなく、すでにあるメラニンの還元作用もある成分です。
いわゆるビタミンC誘導体と言われている成分ですが、刺激が強いと言われていますが、こちらの化粧水は低刺激という事で有名です。
実際に使用者の口コミをチェックしてみると、アトピーでも全く問題なく使えると評判のようです。
こちらはとてもしっとりと宣伝していますが、実際には、潤いが足りないと感じている人が少なくありません。
塗った感じはさっぱりしていて保湿力が明らかに足りないようです。
とてもしっとりというよりも、わりとさっぱりと表示を変えた方がいいという声もありました。
テクスチャーとしてはさっぱりしてポンプタイプで使いやすいという高評価もありました。
効果としては肌が安定するようになったという声はありますが、美白については特に実感できているという内容はほとんどありませんでした。
40代のシミに効く化粧品おすすめ3選【オールインワンジェル】ランキング
シミウス薬用ホワイトニングジェルEX/メビウス製薬
商品名 | シミウス薬用ホワイトニングジェルEX |
メーカー名 | 株式会社メビウス製薬 |
価格 | 5,217円 |
容量 | 60g |
美白有効成分 | プラセンタエキス |
こちらのオールインワンジェルはプラセンタエキスが美白有効成分として配合されたものです。
プラセンタエキスはメラニンの生成を抑制する作用があります。
つまり、紫外線を浴びてもメラニンが作られる前にそれを邪魔してシミを作らせないという効果があります。
シミに対する効果をチェックしてみると、すぐには効果を実感できないという事が良くわかります。
特に、プラセンタエキスはシミを改善するというよりも予防に対して効果を発揮するので、今までよりも明らかにシミができにくくなったといった効果を実感できます。
テクスチャーとしては、塗るとサラッとした感じで肌によく馴染みます。
ただし、これだけでは特に冬場などは保湿力が足りないと感じる人は多いようです。
安全性は高く、敏感肌でもしっかりと使えるようです。
関連ページ:【シミウス 口コミ】
シズカゲル/シズカニューヨーク
商品名 | シズカゲル |
メーカー名 | 株式会社シズカニューヨーク |
価格 | 5,860円 |
容量 | 60g |
美白有効成分 | アルブチン |
こちらには美白有効成分としてアルブチンが含まれています。
アルブチンはメラニン生成を抑制する作用がある成分です。
つまり、紫外線を大量に浴びてしまってもメラニンがアルブチンさえあれば、メラニンが作られないので、シミができないという予防効果があります。
美白効果はすぐに効果を実感できるという事はありませんので、数ヶ月は使い続ける必要があります。
オールインワンジェルとして毎日使っていくうちに、いつの間にか美白効果があったというのがいいですね。
こちらはテクスチャーは塗るとサラサラですぐに肌に浸透するので肌馴染みがいいと高評価です。
また、特に何の香りも付いていないので、嫌いな人もおらず、途中で飽きもせずに、長期間継続することに向いているオールインワンジェルと言えるでしょう。
また、刺激もないので敏感肌でも大丈夫です。
関連ページ:【シズカゲル 口コミ】
SimiTRY(シミトリー)/フォーマルクライン
商品名 | SimiTRY(シミトリー) |
メーカー名 | 株式会社フォーマルクライン |
価格 | 5,478円 |
容量 | 60g |
美白有効成分 | アルブチン、トラネキサム酸 |
こちらはアルブチンとトラネキサム酸の二種類の美白有効成分の入ったオールインワンジェルです。
メラニン色素を作らせない作用があるために、紫外線を浴びてもシミができにくくなる効果があります。
つまり、シミ予防に優れたコスメです。
実際に使ってみた人の口コミをチェックしてみると、多くの人が肌のトーンアップを感じたという事です。
しかし、シミに関しては特に改善したという事はなさそうです。
肌のトーンアップは早い人で2週間ほど、遅い人で3か月ほど使い続けたところで実感できているようです。
テクスチャーとしてはベタつきはそれほどないようですが、少し経つとツッパリ感を感じる時もあるようです。
においはありません。
ただ、保湿力は普通肌でも少し不足すると感じる人が多いようで、化粧水などと併用すると大丈夫です。
関連ページ:【シミトリー 口コミ】
40代のシミに効く化粧品おすすめ3選【美容液】
メラノCCメンソレータムホワイトCG/ロート製薬
商品名 | メラノCCメンソレータムホワイトCG |
メーカー名 | ロート製薬株式会社 |
価格 | 1,280円 |
容量 | 20ml |
美白有効成分 | アスコルビン酸 |
こちらはアスコルビン酸という美白成分を配合したコスメになります。
アスコルビン酸はメラニンの生成抑制と還元作用があります。
いわゆるビタミンC誘導体といわれているものです。
ビタミンCなので、塗ると肌に刺激を感じるという人もいるようですが、こちらを塗ってみた人の口コミをチェックしてみると、基本的に肌が弱い人でも大丈夫なようでしたが、一部では肌が敏感になる生理前などに限ってはすこしピリつく感覚があるという人もいるようですが、深刻な問題にはなっていないようです。
使用感に関しては、柑橘系の香りで塗るとサラサラして良く伸びるのが特徴です。
値段も安くてプチプラとしては優秀なコスメだという声が多いようです。
美白効果に関しては肌のトーンが明るくなった、ニキビ予防になった、毛穴が目立たなくなってきたといった声がありましたが、シミが改善したという内容はありませんでした。
HAKUメラノフォーカスZ/資生堂
商品名 | HAKUメラノフォーカスZ |
メーカー名 | 株式会社 資生堂 |
価格 | 11,000円 |
容量 | 45g |
美白有効成分 | 4MSK、トラネキサム酸 |
こちらは4MSKとトラネキサム酸の2種類の美白有効成分が配合されているコスメです。
この二種類の美白有効成分は、紫外線を浴びてもメラニンを作らせないので、シミができにくい体質を作ることができるものです。
実際に使用した人の口コミをチェックしてみると、まず、コスパに関する感想が多く見られました。
値段は一万円を超えるので、高いように見えますが、実際には朝晩使って三ヶ月間使えたのでコスパは悪くないといった声もありました。
使いやすさについてはクリーム寄りのテクスチャーで使い心地がいいし、ポンプタイプなので使いやすいようです。
また、刺激がなく安全性も高い事もあってか、マスクかぶれが治ったという人もいました。
効果としては潤い効果が優れている事は多くの声がありましたが、シミを改善する効果については特に感想はありませんでした。
こちらは改善ではなくあくまでも予防なので当然と言えば当然ですね。
ホワイトショット/ポーラ
商品名 | ホワイトショットCXS |
メーカー名 | 株式会社ポーラ |
価格 | 16,500円 |
容量 | 25ml |
美白有効成分 | ルシノール |
こちらにはルシノールという美白有効成分が配合されている美白コスメです。
ルシノールはメラニンの生成を抑える効果で、紫外線を浴びてもメラニンを作らせないのでシミができにくくなります。
つまり、シミに対する予防効果が認められている成分です。
ホワイトショットCXSは値段が高いという事でなかなか手が出にくいコスメですが、実際に使ってみた人の感想はどうでしょうか?
まず使い勝手に関してですが、シャバシャバして化粧水みたいな感じで肌に馴染みやすいようです。
また、無臭なのでどんな人でも使いやすくなっています。
肌に塗っても刺激を感じる人はいませんでした。
美白効果に関しては、トーンが明るくなった気がするという声が多くありました。
また、肌の調子も良くなって保湿力もある。
値段が高いので一旦やめているとくすみがひどくなり、ニキビ跡や赤みが消えなくなったという人もいました。
シミ対策におすすめのケア/シミ対策化粧品と合わせて取り入れよう!
シミ対策におすすめのケア1・正しいスキンケア
シミ対策でうまくいかない人の特徴は間違ったスキンケアをしてしまっている事です。
毎日365日継続してコツコツスキンケアを行っていても、内容が少し間違っているだけで効果が全く見られないどころか、かえってひどくしている可能性だってあります。
特にシミ対策は正しいスキンケアを数ヶ月間毎日行う必要があります。
肌荒れやニキビ、シワといった悩みよりも長期間必要という特徴があります。
もし、スキンケアの方法を間違ってしまっていると、せっかく毎日長期間継続しても意味がありません。
ですので、特にシミ対策は正しいスキンケアの方法を覚える事が一番重要です。
こちらでは特に間違いやすいポイントをいくつか紹介しています。
化粧水はたっぷり重ね付け/乾燥はシミの原因となる
シミは乾燥している部分から始まるともいわれています。
なぜシミと乾燥が関係あるのでしょうか?
私たちの肌には本来バリア機能というものが備わっています。
このバリア機能があるおかげで私たちの肌は紫外線を浴びてもすぐにはシミができない仕組みになっています。
他にも、摩擦など色々な刺激から私たちの肌を守ってくれているのがバリア機能です。
ところが冬場など肌が乾燥してしまうと、このバリア機能が大幅に落ちてしまいます。
バリア機能の能力が下がるといつもなら何でもない紫外線でも、肌に大きなダメージを与えてしまい、シミができる原因となってしまいます。
肌には頬骨の上や目元など、特に乾燥しやすい部分がありますので、そういった部分には化粧水を他よりもたっぷりつけて、とにかく乾燥を防ぎましょう。
美白美容液でシミをケア
美白有効成分が入っているスキンケアは色々ありますが、悩みを解決しようとすれば美容液でケアするのが基本です。
美容液以外にも化粧水や乳液、クリームなどありますが、美容液が最も浸透しやすく様々な効果成分を付与することができるので、肌悩みの解決は美容液で行うことが基本です。
美容液にはさまざまな種類があります。
美白有効成分がかならず配合されているものを選ぶ必要がありますが、そのほかには保湿成分です。
美白有効成分では他の美容液とそれほど差をつける事はできませんが、特に効果的だとされている美容液の特徴は保湿力が高いという事です。
保湿力は美白ケアの最も基本的なものになりますので、購入前には口コミなどでしっかりと保湿効果についてチェックしておく必要があります。
乳液やクリームで乾燥防止
化粧水や美容液を塗って美白ケアが完了したと思ってはいけません。
化粧水や美容液を塗ると保湿成分が肌に浸透することができますが、肌にある水分が蒸発するのを防ぐことはできません。
ですので、塗った直後は肌が潤っていると感じる事ができますが、数分、数時間経つと肌に浸透した水分が全て蒸発してしまう可能性があります。
つまり、化粧水や美容液だけを使っても、時間が経過すると塗っていない事と同じになってしまうという問題があります。
ですので、化粧水や美容液を塗った後は、なるべく早く乳液やクリームをその上から塗って蒸発を防ぐ蓋をしなければなりません。
乳液やクリームには水分の蒸発を防ぐ油分が多く入っているので長時間潤いを持続させることができるようになります。
肌の摩擦は避けましょう!
シミの原因は紫外線だけだと思っていたらそれは間違いです。
紫外線のほかには肌の摩擦があります。
肌の摩擦は紫外線と同じく、皮膚にとっては刺激としてとらえられるので、皮膚を守ろうとメラニンを作り出そうとします。
肌への摩擦で最も起きやすい問題は洗顔やクレンジングです。
しっかりと汚れを落とそうとして顔をゴシゴシ洗うのは絶対にNGです。
ゴシゴシ洗いは皮膚は刺激として受け取ってしまうので、メラニンが作られてしまい、シミができてしまいます。
ゴシゴシ洗いでシミができると、そばかすのような小さなシミが沢山出来てしまう場合が多いようです。
せっかく美白ケアをしているのであれば、こういった洗顔でも間違ったケアをせずに、なるべく肌に刺激を与えないやり方で洗うことがとても大切です。
スキンケアアイテムは正しい順番で使いましょう
スキンケアアイテムは正しい順番で使わないと効果がありません。
では、どのようなスキンケアアイテムの種類があるのかを見てみましょう。
化粧水、乳液、クリーム、美容液、大きく分けてこの4種類です。
まず、肌には分子量の小さなものから吸収されやすいという傾向があります。
ですので、最初は小さなものから使って、最後には大きなものを使うとスムーズにスキンケアができるようになります。
スキンケアの中で一番分子量が小さいのは化粧水です。
その次は美容液。
そして、乳液、クリームの順番です。
ここでまとめると、
化粧水⇒美容液⇒乳液⇒クリーム
この順番でスキンケアをするとそれぞれの効果をしっかりと得る事ができますので覚えておきましょう。
目安の使用量よりも多めの量を心掛けましょう
しっかりと美白をしたいのであればスキンケアをケチってはいけませんよね。
スキンケアをなるべく少なめに使っても最終的に効果が無ければ高い買い物をしてしまったという事になります。
であれば、最初からケチらずにたっぷりと使うことにより、早めに効果を実感できてしまうという事もあります。
特に乾燥肌で悩んでいる人は既定の使用量よりも多く使う事で効果的になります。
というのもスキンケア商品は一般的に普通肌の人を対象に作られています。
つまり、乾燥肌では普通肌よりも乾燥しやすいので、通常よりも量を多めにしないと計画通りの効果を得る事ができないという場合もあるからです。
ですので、乾燥肌の人は特に書かれてある使用量よりも少し多めに使うことが効果をしっかりと得る秘訣です。
シミ対策におすすめのケア2・1年を通した紫外線対策
シミの原因には色々あります。
紫外線、加齢、摩擦、炎症、などなど、とにかく肌に刺激を与えてしまうと、肌はすぐにメラニンを作り出そうとしてしまうのでなるべく刺激を与えないような環境が大切になります。
ただし、こういった原因の中で最も注意すべき優先順位を付けた方がより対策しやすくなります。
優先順位のつけ方はシミの原因に占める率が多い順です。
ここではシミ対策なので、シミの原因で最も大きいものから対策をしていくと効果的です。
シミの原因で最も大きなものは、紫外線です。
シミの原因で紫外線が占めているのは80%以上だと言われています。
つまり、紫外線対策をしっかりと行うことは、そのまま直接シミ対策に最も効果的な方法だということです。
1年を通してしっかり紫外線対策をしましょう
紫外線対策は1年中いつでも必要です。
太陽が出ている限りは紫外線が出ているので対策が必要です。
ただし、紫外線の量は季節によって変わってきます。
一番紫外線の量が多いのは真夏の8月や9月だと思っている人が多いのですが、実は6月が一番多いです。
なので、最も緊張感をもって紫外線対策が必要なのが6月です。
それほど暑くないので紫外線の量もそれほど多くないと誤解されがちなのですが、実は6月が一番多いのです。
冬は1月が一番少ないですが、それでもちゃんとそれなりの量があります。
一番陥りやすいのが、冬場は紫外線量が少ないので、何の対策もせずに外出してしまう事です。
何の対策をしていないと、夏場対策をしている時よりも肌に受けるダメージの量は大きいので結局シミの原因になってしまいます。
ですので、一年を通して紫外線対策をすることはとても大切です。
室内で過ごす日も紫外線対策をしましょう
紫外線は二種類に分ける事ができます。
UVAとUVBです。
私たちが夏場プールやビーチなどで遊んだ後、赤くヒリヒリする原因である紫外線はUVBです。
UVBは当たるとダメージが強く、直接シミの原因になりやすいという特徴があります。
しかし、日傘や日陰などに居るとほとんど肌に届くことはないので、直射日光を浴びなければほぼ大丈夫です。
そしてもう一種類の紫外線がUVAです。
この紫外線はUVBに比べて弱く、肌に当たってもほとんどダメージを受ける事はありません。
しかし、長時間肌に充てる事により、少しずつダメージは蓄積されていき、ある一定量を超えるとメラニンを作り出してシミの原因になってしまいます。
厄介なのはUVBのようにわかりやすい光線ではなく、明るい場所であればUVAがあると考えた方がいいです。
つまり、日陰であっても明るい場所であればUVAの影響かであるという事です。
ですので、室内であってもできれば紫外線対策を行っておきましょう。
日焼け止めは2~3時間おきに塗りなおしましょう
日焼け止めは効果が強いものであれば塗りなおす必要はないというのは間違いです。
例えばSPF50といった紫外線を防ぐ効果の強いものであっても、その効果の持続時間は効果の弱いものと比べても同じくらいです。
つまり、どんな日焼け止めであっても2,3時間ごとに塗りなおすことが必要です。
また、日焼け止めでもう一つ認識されていないのが、水にぬれると日焼け止めはかなり落ちてしまうという事です。
つまり、せっかく日焼け止めをしっかり塗っても海やプールに入って水にぬれてしまうと日焼け止めの成分は流れ落ちてしまう分が多いという事です。
ですので、水にぬれたり、数時間時間がたってしまったら塗り直しが必要であることを気を付ける必要があります。
何度も塗りなおすと日焼け止めはすぐになくなってしまうので、予備の分もしっかりと準備しておくといいでしょう。
日焼け止めは使用量の目安を守りましょう
日焼け止めの説明を見ると、それぞれ使用量が決められているのがわかります。
もし記載がない場合でも、肌面積1㎠につき2mgという目安があります。
これは標準的な顔の大きさで計算すると、おおよそパール一つ部分くらいの量だということを覚えておきましょう。
日焼け止めは塗る量が少なすぎると日焼けの原因になりますが、塗りすぎでもシミの原因になることがあります。
というのも日焼け止めは効果が強ければ強いものほど肌に刺激が強いと言われています。
ですので、塗る量が多いと肌への刺激が強すぎて逆にメラニンを作り出してしまう原因にもなりかねません。
ですのであくまでも適量を守るということが大切です。
もし、難しそうであれば、別の方法を検討するのもいいでしょう。
日差しが強い日は日傘やサングラスを使用しましょう
日差しが強い時はUVBの影響を受けやすいという事です。
UVBは強い光線で、日焼け止めで対策をしていても不足するときがあります。
あまりにも日差しが強い時などは物理的なもので対策をするのが一番です。
一番効果的なのは日陰に入ることです。
日陰に入っていればUVAの影響は受けますが、UVBの影響を受ける事はありません。
ただ、ずっと日陰にいるのも難しい場合もあるでしょうから、その時には、日傘やサングラスを使うと効果的にUVBを防ぐことができます。
日傘やサングラスは長時間外に居ても日焼け止めのように塗りなおす必要もありませんので、手間がかからず便利です。
また、海水浴やプールなどでは数時間ごとに日焼け止めを塗りなおすのも難しいですし、日傘をさし続けるのも難しいので、そんな時にはラッシュガードなどを着用すると効果的に紫外線を防ぐことができます。
シミ対策におすすめのケア3・美白効果のある食事
シミ対策は食事から見直すことがとても大切です。
というのもシミができやすい体質とできにくい体質の違いは、普段の食生活にあると言っても過言ではありません。
例えば毎日インスタントラーメンやファストフードばかり食べていると肌に悪いって聞きますよね?
このような食事というのは肌に必要な栄養であるビタミンやミネラル、タンパク質などが極端に少ないという特徴があります。
ですので、こういった食事を続けていると、肌のターンオーバーが正常に行われず、新しい皮膚もつくられずにできてしまったシミもそのまま残ってしまいますし、新しいしみもどんどん増えてしまいます。
このように、毎日の食事というのは美白にとってとても重要な要素なのです。
美白効果のある栄養素・ビタミンA
美白効果のある成分にビタミンAがあります。
ビタミンAはシミ予防にとってとても大切な成分です。
まずは紫外線の防止作用です。
私たちの皮膚は紫外線を浴びると肌はダメージを受けてしまいます。
あまりにダメージを受けすぎると肌の細胞が壊れて皮膚がんなどの原因にもなってしまいます。
ですので、肌はメラノサイトという細胞でメラニンを作り出し、紫外線が肌細胞に行かないようにします。
紫外線は黒色に吸収されやすいという習性を利用したものです。
ただし、見た目はよくありませんので、できるだけメラニンは少ない方がいいですね。
ビタミンAはこういった肌にダメージを与える紫外線を防ぐ作用があります。
レバーやウナギといった動物性の肉に多く含まれているものです。
美白効果のある栄養素・ビタミンC
美白効果のある栄養成分としてビタミンCがあります。
ビタミンCは最も美白効果が強い成分として知られています。
その効能は大きく分けて二つ。
- メラニンの生成を抑える作用
- メラニンの還元作用
メラニンの生成を抑える作用は他の成分も同じような効果がありますが、特徴的なのはメラニンの還元作用です。
すでに出来てしまったメラニンは時間がたつと徐々に黒色を増して色が濃くなってしまうのですが、この作用を全く逆に戻してしまう効果があります。
つまり、濃いシミをだんだんと薄くさせるという効果です。
このようにシミに対して効果が大きい成分なのですが、弱点もあります。
それは、分子量が大きくて肌に浸透しにくいという事と、身体にためておくことができない事です。
現在ではビタミンC誘導体などが開発されており、肌にもかなり馴染みやすくなっているので使いやすくなっています。
美白効果のある栄養素・ビタミンE
美白効果があるとされている栄養素にビタミンEがあります。
ビタミンEは直接メラニンやシミに反応するという事はありません。
直接に作用することはありませんが、間接的にシミ改善効果を発揮するという成分です。
こちらも大きく分けて二つの作用があります。
ひとつは血行促進作用です。
ビタミンEには血行促進作用があり、肌に必要な栄養をしっかりと隅々まで届ける事ができるようになります。
栄養がしっかりと届くようになると、肌のターンオーバーも正常になり、シミができにくい体質になります。
そして二つ目が抗酸化作用です。
メラニンは紫外線でできる事がありますが、細胞が酸化してもメラニンができてしまいます。
ビタミンEは抗酸化作用が強く、細胞が酸化するのを防ぐ働きがあるので、シミができるのを防ぐ効果があります。
40代のシミに効く化粧品まとめ
40代のシミに効く化粧品をまとめると、
肌のターンオーバーを正常化させる化粧品がベスト
40代からのシミの原因のほとんどが肌のターンオーバーの異常が原因です。
20代や30代のうちはターンオーバーが正常なので紫外線を浴びてメラニンが作られたとしてもシミになる前に体外に排出してしまうので問題ありませんでした。
しかし、40代になるとターンオーバーがゆっくりになり、メラニンが作られてもそのまま皮膚に残ってしまいシミになってしまうという問題があります。
これが40代になってからの主なシミの原因です。
ですので、40代になってからシミを作らせない肌を作りたいのであれば、肌のターンオーバーを促進させるような化粧品を使うのが一番効果的です。
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