ニキビは悪化しないように潰さないように、一生懸命頑張って小さくしても、ニキビ跡が残ってしまう場合があります。
茶色いシミのように残ってしまいますが、大きさは小さいので、最初のうちはあまり気にしない人が多いのですが、昔にできたニキビ跡がなかなか消えなかったり、新しいのがポツポツ出来始めたりして、知らないうちにいつの間にか大量に増えていたという経験があるのではないでしょうか?
このままニキビ跡はどうしようもない事はありません。
予防もできますし、すでに出来てしまったニキビ跡も方法次第では消すこともできるので諦めないで下さい。
方法は色々ありますので、自分に合った方法を見つける事ができるかもしれません。
まずはニキビシミの仕組みから紹介します。
ニキビシミの原因
ニキビシミは正式名称を『炎症後色素沈着』といいます。
ニキビの炎症によって、皮膚細胞が刺激され、皮膚を守ろうとメラニン色素が過剰に作られるため、炎症が治った後も色素沈着がそのままシミとして残ってしまう現象です。
特徴としては、シミが薄くなるまで何ヶ月かかるものもあれば、完全には治らないものもあります。
日に当たると濃くなったり、加齢とともに色が濃くなってくるものもあります。
このように、ニキビシミはそのまま放置していても治らない可能性がありますので、早めのセルフケアがとても重要です。
若いうちはあまり気になりませんが、年をとってから取り返しのつかない状態になってからでは遅いので、出来れば中学生や高校生から簡単なケアを始めるのがいいでしょう。
ニキビシミのセルフケア(消し方・治し方)
すでに出来てしまったニキビシミでも、正しいケアを行えば、数週間ほどで薄くなったり消すことができたりします。
シミの基本的な取り方は、肌のターンオーバーを整えたり、加速させたりすることにより、体外に排出させる事です。
他には肌の表面を削ってシミの部分を削りだすという方法もあります。
ただし、基本的には肌のターンオーバーの力を利用するので、肌の健康が一番大切になります。
- 皮膚科でニキビシミを消す
- ターンオーバーでニキビシミを排出させる美容液
- ピーリングでシミを削る化粧品
- ニキビシミを市販薬のサプリや飲み薬で
このような4種類の方法でニキビシミを消す方法が最も主流になっています。
こちらではそれぞれの方法を成分なども交えて紹介します。
皮膚科でニキビシミを消す
皮膚科でニキビシミを消す時には主にレーザーを使用します。
レーザーでシミを消すと聞くと、シミをレーザーで焼くようなイメージがありますが、実は全く違います。
レーザーをシミに当ててその部分の皮膚の細胞分裂を活発化させます。
つまり、ターンオーバーを意図的に加速させるという仕組みです。
ですので、皮膚科に行っても、すぐにシミは消えません。
一般的には数日たってからポロッとシミのある皮膚が落ちるという流れになります。
ただ、レーザーは当然高いですし、保険なんて使用することができませんので、数万円から数十万円の出費は覚悟しなければなりません。
また、レーザーを受けた直後は紫外線を吸収しやすい肌の状態になっているので、いつもよりも紫外線対策を行う必要もあります。
ターンオーバーでニキビシミを排出させる美容液
ターンオーバーでニキビシミを排出させる美容液で代表的な成分が『ビタミンC誘導体』です。
最近、色々な美白化粧品で『ビタミンC誘導体』の含まれている商品が多いですよね。
最近になって、この『ビタミンC誘導体』がなぜ注目されているのかというと、
すでに出来たシミに効果的
今までの美白化粧品といえば、紫外線を防ぐものであったり、シミができる前に塗っておく予防に特化した美白化粧品がメインでした。
しかし、『ビタミンC誘導体』が入っている美白化粧品であれば、すでに出来てしまったシミのメラニンに反応して、シミの色を薄くする淡色化の作用により、シミを薄くする効果が期待できるからです。
ただい、成分名が『ビタミンC誘導体』ではありませんので、見分ける方法としては、
成分表示にアスコルビン酸やアスコルビルといった名称があれば、それは『ビタミンC誘導体』が配合されているという事です。
⇒関連記事:美白クリームランキング
ピーリングでシミを削る化粧品
ニキビシミを消す方法として、ピーリングがあります。
肌の浅い部分にあるシミはピーリングで皮膚の表面を削ることにより、シミが薄くなったり、消せることがありますが、基本的にはターンオーバーの力を利用します。
肌のターンオーバーで肌を少し削ることにより、古い角質が取り除かれ、皮膚は早く新しい皮膚を作らなければならないと磯くので、ターンオーバーを加速させることができます。
ピーリングを初めてやってみると、意外とすぐに効果を実感できるので、嬉しくなって何度もやってしまいがちです。
ですが、あまり頻繁に行うと、肌のダメージが蓄積されてしまい、却ってシミが作られるのを促進させてしまう事もありますので注意が必要です。
ピーリング後はしっかりと保湿して肌を休めるのがポイントです。
ニキビシミを市販薬のサプリや飲み薬で
ニキビシミをサプリで改善することもできます。
ポイントは
- Lシステイン
- トラネキサム酸
- ビタミンC
これらの成分の入ったサプリを選ぶことです。
特にビタミンCは紫外線を浴びてもメラニンを作らせないといった効果が期待できます。
ですので、サプリで美白効果というのは改善よりも予防といった方がいいかもしれません。
ですが、サプリは他のセルフケア方法に比べて簡単なので、改善は化粧品で予防はサプリといったように分業してもいいかもしれません。
また、化粧品は、例えばハイドロキノンなどは塗るとその間は紫外線を吸収しやすい状態になっているので、外出するのは難しいですが、サプリであれば、そんなことは気にせずに外出できるので便利です。
サプリは毎日摂取することにより、肌質を根本から改善することができるので、予防しては抜群に向いています。
ニキビシミを隠すメイク
ニキビシミをセルフケアで消すまでには少なくとも2,3か月は必要になると考えておいた方がいいでしょう。
ですので、それまではメイクでできるだけ上手に隠すことが必要です。
シミを隠すポイントは、コンシーラーを使う場合には、顔全体に塗らずにポイントで重ね塗りすることです。
コンシーラーを顔全体に塗ってしまうと厚みが目立って、却って老けて見えてしまいます。
ですので、コンシーラーはシミの部分だけに塗る必要がありますが、その際に使うのが、なるべく細い筆です。
慣れるまでは少し難しいかもしれませんが、太い筆だと必要ない部分まで塗ってしまうから使えないのです。
コンシーラーをシミにポイントで乗せたら、スポンジで馴染ませます。
そのあと、フェイスパウダーをピンポイントで重ねます。
これだけで、今までとは違う自然な隠し方になるので、おすすめです。
ニキビシミを予防する方法
ニキビシミの予防はニキビができてしまってからでは遅いと言えるでしょう。
ですので、ニキビができる前にしっかりと予防対策を行っておく必要があります。
例えば思春期であれば、思春期ニキビをしっかりと予防する為に肌の脂を落とせる洗顔料などは必須です。
また、大人ニキビであれば、油分が不足しているのが原因である場合が多いので、しっかりとオイルで肌の水分の蒸発を防ぐようなクリームがいいでしょう。
色々ある成分の中でもとても大切な成分が、抗炎症成分です。
これさえあれば、いくらコメドができてもそこから炎症に発展することはありません。
炎症さえ発生させなければメラニンが作られることもありませんので、ニキビシミができる事もありません。
抗炎症成分で最も有名なのは『グリチルリチン酸ジカリウム』という天然植物であるカンゾウから抽出された成分で、ニキビができるのを抑えてくれます。
⇒おすすめのケア:シミウス
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